心配していることを施術の中で確認する理由|心身条件反射療法と体の反応
心身条件反射療法の施術をしている時に、
「警戒心」
「恐怖」
「逃避」
などのキーワードに体が反応することがあります。
そのような時、ときどき、
「その心配していることに関して、最悪の状況はどうなりますか?」
とお聞きすることがあります。
少し強い質問に聞こえるかもしれません。
でも、この質問は、不安を大きくするためにしているわけではありません。
体がどこまで心配していたのかを確認するために、お聞きすることがあります。
頭では大丈夫と思っていても、体は警戒していることがあります
私たちは、頭では、
「大丈夫」
「気にしないようにしよう」
「そんなことを考えても仕方ない」
と思っていても、体の反応としては、思っている以上に警戒していることがあります。
意識では心配しないようにしている。
でも、無意識ではとても心配している。
そのようなズレが、脳や神経の誤作動に影響していることがあります。
てんびんカイロでは、体の反応を確認しながら、その人の体がどこに反応しているのかを見ていきます。
その中で必要な時に、
「最悪の状況はどうなりますか?」
とお聞きすることがあります。
もちろん、毎回この質問をするわけではありません。
この質問をするかどうかも、体の反応を確認しながら判断しています。
悪いことを考えるための質問ではありません
以前、この質問をしている時に、
「いいことを考えていると、いいことが起こって、悪いことを考えていると、悪いことが起こるのではないですか?」と聞かれたことがあります。
たしかに、日常生活の中で前向きに考えたり、うまくいった時のイメージを持ったりすることは大切だと思います。
ただ、施術の中で「最悪の状況」を確認することは、それとは目的が違います。
日頃から悪いことを考えましょう、という意味ではありません。
また、最悪の状況を何度も思い出したり、イメージし続けたりする必要もありません。
施術の中で一時的に確認することで、
「体はここまで心配していたんだ」
と分かることがあります。
心の奥では、かなり先のことまで心配していることがあります
最悪の状況として出てくる内容は、冷静に考えると、実際に起こる可能性が高いものばかりではありません。
たとえば、
仕事がうまくいかなくなり、そのまま働けなくなる
腰痛がひどくなり、寝たきりになって迷惑をかける
成績が下がり、学校に行けなくなる
というように、心の奥では、かなり先のことまで心配していることがあります。
しかし、冷静に考えると、そこまで進む前にできる対策があります。
施術中に、
「それは実際に起こると思いますか?」
とお聞きすると、
「いや、そこまではならないと思います。私の心の奥は、そこまで心配していたんですね」
と気づかれる方もいらっしゃいます。
このように、心配していた内容を確認することで、体の反応が落ち着きやすくなることがあります。
無理に話す必要はありません
大切なのは、無理に考え込むことではありません。
また、言いたくないことを無理に話していただく必要もありません。
心身条件反射療法では、体の反応を確認しながら、必要なところを一緒に見つけていきます。
「自分では大丈夫だと思っていたけれど、体は反応していた」
ということもあります。
その反応を確認し、整理していくことで、脳や神経の誤作動に関係する反応が落ち着きやすくなることがあります。
施術中に不安なことがあればお聞きください
施術中に、
「この質問にはどんな意味があるのですか?」
「悪いことを考えて大丈夫ですか?」
「うまく答えられなくても大丈夫ですか?」
と思われることがあるかもしれません。
分からないことや、不安に感じることがありましたら、遠慮なく聞いてください。
てんびんカイロでは、脳や神経の誤作動という視点から、体の反応を確認しながら施術を進めています。
快適に過ごせるように、一緒に確認しながら施術を進めていきましょう。


