心身条件反射療法は、嫌な記憶をすべて調整する必要がありますか?
心身条件反射療法のメンタル系の施術を受けられている方から、次のようなご質問をいただきました。
「私は、今までいろいろ嫌なことがありました。これからも、そのすべてを調整しないと症状は落ち着かないのですか?」
このように不安に感じる方もいらっしゃいます。
結論から言うと、嫌な記憶をすべて調整する必要はありません。
心身条件反射療法で大切にしているのは、過去の出来事を一つひとつ思い出すことではなく、ご自分の体がどのような気持ちや場面で反応しやすいのか、その傾向に気づいていくことです。
たとえば、
「責任を感じる場面で体が緊張しやすい」
「人に迷惑をかけたくない気持ちに反応しやすい」
「似たような場面で、いつも体がこわばりやすい」
このようなパターンが見えてくることがあります。
その傾向が分かってくると、今まで経験してきたすべての気持ちや記憶を一つひとつ調整しなくても、体の反応が落ち着いていくことがあります。
てんびんカイロでは、無理に嫌なことを思い出していただいたり、話したくないことを詳しく聞き出したりすることはありません。
体の反応を確認しながら、必要なところを一緒に見つけていきます。
ご自分の反応の傾向に気づくことは、自分を少し離れたところから観察することにもつながります。
これは、昨日のブログで書いた「メタ認知」にも近い考え方です。
心身条件反射療法は、嫌な記憶をすべて話したり、すべて調整したりするための施術ではありません。
脳や神経の誤作動という視点から、体がどのような気持ちや場面に反応しやすいのかを確認しながら、施術を進めていきます。
一緒に、誤作動につながるパターンや傾向を確認しながら、快適に自分らしく過ごせるように施術を進めていきましょう。


