課題の分離は、体の反応を落ち着かせるヒントになります
先日、久しぶりに『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』という本を読み返しました。
最近、私自身にもいろいろなことがあり、頭を整理したいと思ったからです。
「嫌われる勇気」というタイトルは、少し強い響きがあります。
しかし、内容は「人に嫌われましょう」ということではありません。
アドラーという心理学者の考えを、対談形式でわかりやすく書かれた本です。
その中に、「課題の分離」という考え方があります。
課題の分離とは
私たちは、つい人の課題と自分の課題を混ぜて考えてしまうことがあります。
たとえば、
「相手がどう思うか」
「家族がどう受け取るか」
「職場でどう見られるか」
「自分の言葉で相手が不機嫌にならないか」
このようなことです。
もちろん、人との関係を大切にすることは必要です。
ただ、相手がどう感じるか、どう受け取るかは、最終的には相手の課題でもあります。
自分にできることは、自分がどうしたいのか、何を大切にしたいのかを確認しながら行動することです。
全部を自分で背負うと、体が緊張しやすくなります
人間関係の中で、相手の反応まで自分の責任のように感じてしまうことがあります。
「嫌われたらどうしよう」
「怒らせたらどうしよう」
「期待に応えなければいけない」
「自分がなんとかしないといけない」
このような気持ちが続くと、心だけでなく、体も緊張しやすくなります。
腰痛、首や肩の痛み、めまい、息苦しさ、眠りにくさ、声の出にくさなど、さまざまな体の反応として表れることもあります。
体の反応を確認する時にも大切な視点です
てんびんカイロでは、心身条件反射療法で、体がどのような気持ちや場面に反応しているのかを確認することがあります。
その中で、
「これは自分の課題なのか」
「相手の課題まで背負っていないか」
「自分にできることはどこまでなのか」
と客観視できると、体の反応が変わることがあります。
課題の分離は、単なる考え方の整理ではありません。
心と体の反応を落ち着かせるための、大切なヒントになることがあります。
自分にできることと、相手の反応として受け止めることを分けて考える。
それだけで、脳や神経の誤作動の反応が落ち着くきっかけになることがあります。
てんびんカイロで大切にしていること
てんびんカイロでは、痛みや不調がある場所だけを見るのではなく、脳や神経の誤作動という視点から体の反応を確認しています。
人間関係、家族、仕事、過去の出来事など、さまざまな気持ちが体の反応に関係していることがあります。
すべてを自分で背負わなくて大丈夫です。
自分にできることと、相手の課題を分けて考えることで、心と体が少し落ち着くこともあります。
これからも、心と体の反応を一緒に確認しながら、施術を進めていきましょう。


