同じ気持ちでも、症状につながりにくくなるのはなぜ?|心と体の施術
心と体のつながりに目を向けた施術を受けられた方から、
「同じ気持ちになっても、どうして症状につながりにくくなるのですか?」
と質問をいただきました。
てんびんカイロでは、その理由の一つとして、意識と無意識のずれに注目しています。
意識と無意識のずれとは
分かりやすく表すと、次のようになります。
- 無意識:本音、本能、自然に湧いてくる気持ち
- 意識:理性、建前、社会生活の中での判断
無意識の部分を「5歳児の自分」、意識の部分を「大人の自分」と例えることもあります。
たとえば、無意識では、
「本当は、この仕事をしたくない」
と感じていても、意識では、
「給料をもらうためだから、仕方がない」
と考えることがあります。
これは、決して悪いことではありません。
私たちは社会の中で生活しているため、本音のままに行動できないこともあります。多かれ少なかれ、誰にでもある自然なことです。
しかし、自分の本音に気づかないまま、意識で抑え続けていると、意識と無意識の間にずれが生じ、体が必要以上に反応することがあります。
てんびんカイロでは、この状態を「脳・神経系の誤作動」という視点から捉えています。
「5歳児の自分」の話を聞いてあげる
心と体の施術では、無意識にある気持ちを変えたり、なくしたりするのではありません。
まず、
「自分は、本当はこのように感じていたんだ」
と、その気持ちに気づくことを大切にしています。
これは、心の中にいる「5歳児の自分」の話を、大人の自分が聞いてあげるようなイメージです。
本音に気づき、自分の状態を少し離れたところから見られるようになると、同じ気持ちや状況があっても、体が必要以上に反応しにくくなる場合があります。
気持ちを前向きに変える必要はありません
人には、環境に慣れたり、変化に適応したりする力があります。
しかし、自分の本音を抑え続け、心と体が緊張していると、その力を発揮しにくくなることがあります。
施術を通して自分の状態を客観的に見られるようになると、環境に適応する力も働きやすくなると考えています。
そのため、体が反応していた気持ちや記憶を、無理に前向きに捉え直す必要はありません。嫌な出来事を忘れようと努力する必要もありません。
同じ気持ちや記憶があっても、体が必要以上に反応し、症状につながりにくくなることを目指します。
心と体の施術を続けている方から、
「症状も楽になりましたが、心も楽になりました」
と言われることがあります。
自分の本音に気づき、客観的に見られるようになることで、心も少しずつ楽になる方がいらっしゃいます。
これからも、心と体の両面から快適に過ごせるように、一緒に施術を進めていきましょう。


