自分の気持ちを表現しましょう

先日、アイメッセージとユーメッセージについて、ブログを書きました。

今回は、関連したことを書きます。

どのような場面で?

私たちは、ついつい、家族や友だちなど、仲のいい人、距離の近い人に、「私の気持ち・状況を理解してほしい」と思ってしまいます。

例えば、

  • 「仕事で疲れているのに、なんで手伝いを頼んでくるのかな?」
  • 「話を聞いてほしいのに、どうしてスマホばかり見ているのかな?」
  • 「私がこんなに一生懸命仕事をしているのに、どうして横に座っている同僚はボーッとしているのかな?手伝ってくれてもいいのに。」

人が相手を察する力

私たち人間は、残念ながら人の心を読み取る力はそんなにありません。私もついつい、友人や家族に、自分の気持ちや状況などを察してほしいと思ってしまいます。「なんでわかってくれないのかな」「なんでこの人は自分のことばかり言うのかな」と思ってしまいます。そんな時は、自分の状況、気持ちを相手に伝えなければいけません。

アイメッセージ

そこで、アイメッセージで自分を表現しましょう。

  • 「私は今休みたいです。後で手伝いをしてもいいかな」
  • 「私は、今話を聞いてほしいです。聞いてくれると気持ちが整理できるかもしれません」
  • 「私はとても忙しいです。もしよかったら手伝ってもらえませんか?私は、あなたが手伝ってくれると助かります。」

上記のように「私は」どうしたいか、どのような気持ちかをはっきりと表現しましょう。そして、「してほしいこと」「理由」を言いましょう。相手がどう思うか心配になるかもしれません。しかし、アイメッセージで表現すると、相手に伝わりやすくなります。

まとめ

「自分の心を察してほしい」と思うだけでは、人は自分のこと察してくれませんから、イライラしたり、モヤモヤしたり、ネガティブな気持ちになります。
タクシーに乗って、運転手に「私が行きたいところを察してほしい」と要求する人はいません。
家族や友人、自分の親しい人にこそ、自分の気持ちや「してほしいこと」を表現しましょう。

周りの人に、自分のことを「理解してほしい」「察してほしい」となっていないか、自分を俯瞰できる力も必要ですね。

参考文献:須田賢太「メンタルヘルス大国アメリカで実証された心がモヤらない練習」サンクチュアリ出版2023

てんびんカイロプラクティックの野間実です。中学・高校で英語教師をしていました。19歳の頃「椎間板ヘルニア」と診断され、10年以上腰痛と足のしびれに悩まされました。アメリカでアクティベータによるカイロプラクティクを受けて、腰痛と足のしびれにさよならできました。その経験をもとに、教員から転職し、福岡市博多駅前で施術家として整体院を経営しています。妻と息子、娘の4人家族です。

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