アイメッセージとユーメッセージを使った伝え方
家族や友達、職場の人に、自分の気持ちを伝えたいのにうまくいかないことってありませんか?
そんなときに役立つ伝え方が「アイメッセージ(Iメッセージ)」と「ユーメッセージ(Youメッセージ)」です。これを知ると、伝え方がぐっと上手になります。
アイメッセージとは?
アイメッセージは、自分の気持ちや考えを「私は」という主語を使って伝える方法です。
例えば、こんなふうに言います。
- 「私は、あなたが手伝ってくれると助かります。」
- 「私は、あなたが話を聞いてくれると嬉しいです。」
- 「私は、あなたが飲みすぎると心配です。」
アイメッセージを使うと、相手は自分のことを責められているのではないので、こちらの気持ちを受け取りやすくなります。アイメッセージは、心に響きやすい伝え方です。
ユーメッセージとは?
一方、ユーメッセージは、「あなたは」という主語を使って相手に伝える方法です。
例えば、こんなふうに言います。
- 「あなたは、いつもスマホばかり見ていて手伝ってくれないね。」
- 「あなたは、飲みすぎをやめるべきだよ。」
- 「あなたは、いつも話を聞いてくれない。」
ユーメッセージだと、相手は「命令されている」「責められている」と感じやすく、反発したくなることが多いです。
どうしてアイメッセージがいいの?
人は、誰かから命令されたり、指摘されたりすると、自然と反発したくなります。しかし、アイメッセージで「私はこう感じている」と伝えると、相手はその気持ちを尊重したいと思いやすくなるのです。
日常生活でのアイメッセージの活用
例えば、こんな場面でアイメッセージを使うと良いでしょう:
- 家族にお願いするとき:「私は、あなたが家事を手伝ってくれると嬉しいです。」
- 友達に伝えたいとき:「私は、一緒に遊んでくれると楽しい気分になります。」
- 職場で話すとき:「私は、あなたが意見を聞いてくれると安心します。」
繰り返し伝えましょう
アイメッセージを意識するだけで、コミュニケーションがもっとスムーズになります。何度も繰り返して伝えることも大事です。「いつも伝えているのに、なんでわかってくれないの」と思ってしまうことがあります。しかし、相手に「察してほしい」と我慢するより、アイメッセージで自分の気持ちを言葉にして、何度も表現しましょう。ぜひ試してみてください。