動悸(どうき)でお困りの30代男性が通われています。
最初は、カフェで仕事をしているときに動悸が激しくなるとのことでした。その前後に、事情があり仕事を休職されたそうです。
施術を1、2回受けられ、カフェでの動悸は出なくなりました。しかし、今度は別の場面(場所)で動悸がするとのことでした。その場面でもピンポイントに施術すると、今度はまた別の場面で動悸が出るようになりました。
動悸が起こる場面(場所)は、何度か変わっていきましたが、施術は続けていました。今回で10回目の施術でした。仕事の方は復職されたとのことでした。
動悸は「だいぶよくなってきました。今回は会議中に動悸がします」と言われました。そこで今回の施術では、会議中の動悸について施術しました。
症状が変化します
この方のように、定期的に施術を続けていくと、症状が出る場面(場所)が変わりながらよくなっていくことがあります。
「症状があるから、治らないのかな」と不安になってしまいがちですが、実は場面が変わるということは、良い兆候です。症状がでる場面が変わることは、施術の効果が出ているのです。他の方もこのような経過をたどりながら、だんだんと症状が気にならなくなっていきます。
心身条件反射療法
動悸の施術方法は、心身条件反射療法が効果的です。心身条件反射療法で、症状と心の奥の無意識の気持ち・経験の結びつきを探し、同じ気持ちや経験があっても誤作動が起きないようにしていきます。
この方は、今までは1週間に1度のペースでしたが、次回から2週間、間隔をあけることになりました。この調子で施術していくと動悸が出なくなっていくでしょう。
快適に過ごせるように一緒に誤作動を探し、施術をしていきましょう。