ぎっくり腰と安静|福岡整体

「ぎっくり腰や腰痛になったとき、安静にした方がいいですか?」とご質問をいただくことがあります。痛みがあると、動かさない方がいいかなと不安になりますね。しかし、ぎっくり腰や腰痛には、無理のない範囲で体を動かすことが推奨されています。

「安静群」と「活動群」

安静にすると、かえってぎっくり腰や腰痛の改善が遅れることがあるのです。

以下のデータをご覧ください。

Matudaira K, et al. Ind Health49, 2011

このデータは、ぎっくり腰や腰痛が起きた際、病院などで安静にしていた人と、そうでない人とを比較したものです。

「安静群」とは安静を指示されたグループで、「活動群」とは痛みを我慢できる範囲での活動を勧められたグループです。

このデータを見て分かる通り、どのグラフも右側の活動群の方が割合が少ないです。

これは、翌年に再発した率や、2回以上再発した率とも、安静にしていたグループ(左側)の方が倍以上再発しているということです。

また、なるべく動かしたグループ「活動群」では、腰の痛みが3ヶ月以上続いたのは0%になったという結果です。

なるべく動かした方が早くよくなります

ぎっくり腰や腰痛は、脳の誤作動により、筋肉がこわばっている場合が多いです。怪我や病気ではないことがほとんどです。そのため、なるべく動かした方が早く治り、再発率も下がるのです。

今回のブログはぎっくり腰や腰痛の話でした。しかし、首・肩の痛み、膝の痛みなども同じように考えることができます。怪我や病気ではない限り、痛みががあっても、我慢できる範囲で普段の生活を保つことが大切なのです。

てんびんカイロでは、最適に体を動かすことができるように施術でサポートをしています。

新しい腰痛対策Q&A21

(参考文献:松平浩医師『新しい腰痛対策Q&A21』産業医学振興財団2012)

てんびんカイロプラクティックの野間実です。中学・高校で英語教師をしていました。19歳の頃「椎間板ヘルニア」と診断され、10年以上腰痛と足のしびれに悩まされました。アメリカでアクティベータによるカイロプラクティクを受けて、腰痛と足のしびれにさよならできました。その経験をもとに、教員から転職し、福岡市博多駅前で施術家として整体院を経営しています。妻と息子、娘の4人家族です。

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